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地域の輪を守り育む ワークショップサロンの小屋リノベ。

リフォーム・リノベーション 南欧

もとは幼稚園主催の木工サークルの場に使っていた 築40年以上の小屋をフルリノベーション。 カフェのような地域交流の拠点が誕生しました。

場を生かし、育てていく
オーガニックなアプローチ


構造材や土間を上手に活用し、漆喰の風合いや化粧梁、アールの柔らかな下がり壁などで蘇ったサロンスペース。仕切り壁があることで動線ができ、使いやすい空間に

住宅だけでなく、店舗の改装など自然素材を使ったアンティーク空間を好む施主からのリクエストが絶えない[うーの家]。南欧にあるカフェのような佇まいの平屋は、シュタイナー教育を実践する認可園として知られる「桧原こひつじ幼稚園」の依頼でリノベーションしたワークショップサロン。もともとは木造の農業用倉庫だった場所は、時々、木工サークルの作業場として使っていたという。
昭和40年代に建てられ、老朽化が進んだ小屋は、外と内の壁を総漆喰に塗りかえた。古い太鼓張りを生かし、天井を高くしたデザインがアンティークの家具や照明と調和し、さらに体に優しい自然素材の効果で、ゆったりとした時が流れる『癒しの空間』に生まれ変わった。
「漆喰と無垢の木を使ったうーの家の“呼吸できる家”づくりは、私たちこひつじ幼稚園の理念と通じるものがありました。どれだけいい雰囲気の空間ができても、集成材や接着剤を使った新建材の素材では、意味がないですから。後々、子どもたちに豊かさを残せるかどうか、そこが判断基準でした」と話すのは、こひつじ幼稚園の理事長。
昨年6月に完成したスペースを見て、父兄の方々も建物の変わりようにびっくりされたそう。「小屋のいい風合いは残しつつ、見違えるように再生したこのスペースを生かせるのは嬉しいですね。お母さんたちのサークル活動やイベントに活用できれば」と場の活用に想いを巡らせる。
すでに「スープとパンの教室」や重ね煮、マクロビのイベントなど、コミュニティスペースとして少しずつ開放。子育て世代や学生、地域の人に向けて、有機的な場づくりが進んでいる。


1974年に開設し、子ども自身の力を信じ、寄り添う保育を続けている「こひつじ幼稚園」。幼稚園の隣には同じ運営母体の「こひつじ保育園」、近くには乳幼児を迎える「子どもプラザ ひつじのおうち」があり、その向かいにあった小屋を「ひつじのおうちカフェ」として改装。大人も子どももホッとできる、地域に根ざしたコミュニティゾーンを展開している。

食やものづくりなど
心弾む創作活動を紡ぐ

築40年以上と年季の入った小屋は、波板を張った和風の造りだったそう。躯体の歪み、水回りの設置工事、屋根瓦のふき替えなど大がかりな改装だったものの、大工と左官職人の腕、[うーの家]のプロデュースによって、見事に息を吹き返した。
メインのサロンスペースは、「土間を残したい」というリクエストを受け、そのままコンクリート用の塗装を施し、グリーンやベージュのやわらかな配色を採用。キッチンや洗面スペース、パントリーなどを造作で新設した。
白を主体とした爽やかな漆喰の空間には、造作のアンティークテーブルやソファなどをミックスしてレイアウト。まさに“ひつじのおうちカフェ”にふさわしい仕上がりに。
「下がり壁の空間の奥に、パンやおやつが作れる本格的な発酵器やオーブンなどを置く収納スペースを造っていただいて、使い勝手がいいですね。ほかに二つとない〝唯一無二〟の空間にアンティークのインテリアがしっくり馴染んで、私たちも気に入っています」。
向かいには、乳幼児と保護者の子育て支援の場、子どもプラザ「ひつじのおうち」もあり、ここ一帯がコミュニティスペースとして育っていくのも楽しみだそう。

空間に多彩な表情が生まれる
楽しさ・面白さを共有して


アンティーク風に調和させたサロン。作業台としても便利な存在感のあるテーブルは、ヨーロッパ製の洗面台に使用していたアイアン脚とチークの天板を組み合わせた造作。ドライフラワーを飾れば、カフェ感がアップ

ガラス戸を大きく採って窓を増やした分、採光もたっぷり、午後の日差しが心地いいサロン。漆喰の効果で、夏冬、家庭用のエアコン一台で十分なのだとか。
「ワンデイワークショップや食育イベント、誕生日に貸し出したりするのもいいですね。使う人や内容によって表情が変わっていく。同じ日が一日たりとない場というのも楽しく面白いですね」と、いろんなアイディアを思い浮かべ、笑顔を見せる理事長。
人とのつながりが年々、希薄に感じられることもある時代の中で、造っては壊しを繰り返すという営繕的なものでなく、再生して次世代へ残していけるような活動や、ものづくりに価値を置く場所。温かな地域交流がこのサロンを舞台に、これから色鮮やかに育まれていくことだろう。

物件情報

会社情報

社名 株式会社うーの家
本社/支店所在地 福岡県太宰府市国分2-1-9
施工対応エリア 福岡県、佐賀県の一部
電話番号 092-408-8082
FAX番号 092-408-8072
ウェブサイトURL https://woonoie.com/
ブログURL https://woonoie.com/info/category/staffblog/
Facebook https://www.facebook.com/woonoie
Instagram https://www.instagram.com/ayumi_woonoie/
会社設立 2011年6月2日
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