
洗練と温もりがミックスした
クイーンアンスタイルの洋館
洋館の雰囲気に惹かれ、 自由度の高い輸入住宅を手がける [ブルースホーム]と家づくりを楽しんだご一家。 英国伝統様式をベースに、 美容師であるご夫婦の感性が 絶妙にとけ合います。

憧れの洋館をかたちに
決め手は自由度とセンス
さまざまなデザインの家々が立ち並ぶ新興住宅街で、ひと際目を引く洒脱な洋館。塔屋がシンボリックに輝くクイーンアンスタイルの邸宅に暮らすのは、4人家族のOさん一家。聞けば、ご夫婦ともにヘアスタイリストだそうで、なるほど、デザインや雰囲気づくりなど美的センスが生かされている。以前は賃貸アパートに暮らしていたご家族。長男が小学生になった頃から本格的に家づくりを考え始めたという。「妻の実家が輸入住宅だったことや、ハウステンボスや神戸の異人館に旅行したりしていて、ふたりとも洋風建築の雰囲気が好きだったんですね。それで、輸入住宅のハウスビルダーを探して見て回っていたんですが、その中で一番自由度が高くて、私たちの好みと通じるセンスを感じたのがブルースホームさんだったんです」伝統的なイギリス様式に、アーリーアメリカンや昭和レトロのテイストをさりげなくとり入れた邸宅は、扉を開けた瞬間から、ため息の連続…。随所にこだわりと想いが込められたオリジナルの空間が広がっていた。



インテリアを選ぶように
壁紙や細部にもこだわって
吹き抜けの玄関ホールを演出するのは、サーキュラー階段に大理石の床、シャンデリアなど。華美すぎず、ワンランク上の上品な空間にバランスよく仕上がっている。塔屋と繋がるゆとりのLDKは、半円窓をアクセントに、ピンクベージュの淡い壁紙がソフトエレガンスな印象を生み、自然光が心地よくとけ合う。「造作のオーディオスペースにはアラベスク模様の壁紙をとり入れて、引き締め感を。数えてみたら、全体で32種類のクロスを使っているんですよ。インテリアを選ぶように、欧米では色や質感など壁紙使いをいろいろ楽しみますよね。私たちも頭を悩ませながら、組み合わせていくのが本当に楽しかった」と、ご夫婦は顔を見合わせる。「見せる部分と生活スペースを分ける」ことも意識した大きなポイント。水まわりをまとめ、キッチンはセミオープンスタイルにして生活感を抑えるなど、一貫したこだわりが住まいをより美しく、特別なものに魅せている。

ホテルライクな寛ぎのある
映画のような暮らし
ブルーグレーの扉をアクセントにした2階は、主寝室、子ども部屋、書斎、トイレという構成。「ホテルやアパルトマンのエッセンスをとり入れて、部屋のドアには各自、誕生日の数字を入れました」と、2階もコンセプチュアルで洒脱なデザインを効かせている。外観から内装デザイン、金具やスイッチといった細工の部分まで、ご主人がリードして奥さまと相談しながら、かたちにしたO邸。快適に暮らして1年、庭に菜園もつくり、野菜の種類も増えたそう。「クリスマスには、大きなリボンの付けたツリーを飾るのが夢」と話していた奥さま。クリスマス、ニューイヤーを迎え、洋画のような温かな家族の光景が新居をさらに素敵に彩っていることだろう。

