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温浴事業メーカーのプロとサウナについて語る~サウナー2人が提案“サ活”は自宅でできる時代へ~

[リノベエステイト]の松山氏は「サウナ・スパ プロフェッショナル」の有資格者で「週2、3回は通っている」サウナー。今回は「メトス」の高森氏と、サウナの魅力、そして自宅サウナの将来性について考えた。

 

令和のサウナブームの
背景ときっかけとは

 

世は空前のサウナブーム。まだサウナの魅力に気がついていない人でも、サウナを愛する人のことを「サウナー」、サウナ、水風呂、外気良くという一連のルーティンを経て、無の境地に達することを「ととのう」と呼ぶことは、知っているだろう。

一般社団法人リノベーション協議会九州部会会長を務めるなど、もっぱらリノベ介で存在感を放つ松山真介氏も、実は生粋のサウナー。サウナー歴5年ほどになるという。きっかけは、サウナーの聖地と称される「湯らっくす」(熊本市9のリノベーションを手がけたこと。『湯らっくす』が打ち出したメディテーションサウナは、“大量の発刊を促すためのもの”という印象が強かったサウナのイメージを、自分と向き合ったり、脳をリセットさせるものへと変革した。

 

サウナの歴史と
日本での広がり

 

フィンランド発症のサウナが日本の大衆浴場に登場したのは、1961年という説が有力。1964年の東京五輪時にフィンランドチームがサウナを持ち込み、活躍したことが、全国区になるきっかけになった。昨年開催の東京五輪でも選手村にサウナが設置されており、その施工を担ったのが、高森さんが在籍する[株式会社メトス]。「ただ、フィンランド流の楽しみ方が広まったのは、今回のサウナブームが初めてかもしれません」と高森氏。「当社が輸入・販売していたサウナは、昔からロウリュができました。しかし、利用者に知識がなかった昔は、水をどんどんかけることで機械が壊れていったんです。施設がロウリュを禁止していった結果、乾式サウナが主流になりました」と、日本のサウナ文化の系譜を語る。松山氏も「サウナ好きになったのは、サウナ→水風呂→外気浴を数回繰り返すという正しいルーティンを知ったからです。ととのうと、疲労回復と同時に脳が活性化するので、外気浴中にアイデアが閃くことも多いと実感しています」と、正しい入り方によってハマったという。

 

プライベートで
サウナを設置するには

 

実際、自宅サウナは実現可能な選択肢なのか。高森氏は「諸費用を除けば、弊社の場合で1人用100万円台から購入できます。簡単な取り付け工事で設置できる据え置きタイプと、空間美を邪魔しない埋め込みタイプがあり、金額は据え置きタイプが安いですね。どちらもロウリュが楽しめるのがポイントです」。

集合住宅か戸建てかにより、設置できる条件は異なるそうだが、「最近のマンションや戸建てなら、問題なくつけられる場合がほとんどです。個人的には、安い車を買うのと同じ感覚で設置できるようになっていると感じます。ただ、サウナは水風呂と外気浴がセット。サウナは浴室の側に設置し、ベランダに外気浴のスペースを設けるのが理想です」と松山氏。大掛かりな工事に踏み切れない人には、より手軽なテント型サウナという選択肢もある。庭に設置でき、使用しない時期は収納できるのが魅力。移動可能なので、設置と薪の焚き付けが可能な屋外であれば、どこでも楽しむことができるのも注目されている理由。

松山氏は「一人でゆっくり楽しむ自宅サウナもいいですが、人を招いて、サウナでもてなすのもいいでしょう。サウナには2、3人がしっくりくる広さ、空間を大切にする心、ロウリュの作法など、茶室・茶道に通じるものがあるので、おもてなしのポテンシャルを持っている場です。大衆のサウナではもてなしや大事な話はできません。自宅に設置するに値する、十分な価値がありますね」。

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